やりたいことはとりあえずやってみよう。
はじめまして。
タイトル通り、私は大学を卒業してからカナダにワーキングホリデーに行きました。
大学を卒業して一般的に就職するつもりで三年生の夏から就活をしていましたが、選考を全て辞退してカナダに行く決断をしました。この決断をするまでの経緯、そして新卒カードを捨てた既卒として今思うことについてお話します。
今、大学生で卒業後にワーホリや留学を検討している人、帰国後の就職への影響など悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
葛藤と諦め
私は、昔から洋画や洋楽が好きで海外に行くことや外国人と交流することに憧れを抱いていました。そのため留学制度が豊富で国際交流も盛んな学部に進学し、そこでカナダに長期留学を予定していました。
しかし、始まった長い悪夢のような期間、新型コロナウイルスのパンデミックです。
コロナの影響で予定されていた留学は中止、代替案として予定されていた海外研修も中止。
大学側が海外渡航は完全禁止としたため、全て文字通り白紙になりました。
状況は変わらないまま、時間だけはあっという間に過ぎて三年生になり、就職活動を意識しなければならない時期になりました。
当初の私はこの時点でもう在学時での留学は諦めていました。大学卒業後に就職しようと企業説明会、エントリーシートの作成と添削、面接対策など就活に励んでいました。
ただ、就活をする中で何度も自分に向き合う機会があり、留学に対する未練は感じていました。
自問自答を繰り返して出した決断
ある企業の一人の面接官の方とお話ししたことがきっかけでカナダに行くことを決断しました。
その方に「大学生活でやり残したことはないか」と尋ねられました。また、就職すること以外にも選択肢があることを踏まえて自分の人生について考えてみるよう言われました。
そこで啓発され、蓋をしていた本音に素直になろうと思い、ずっとやりたいことだった留学に行くことに決めました。
最初は、卒業後に就職するといった日本社会の一般的なレールから外れることに対する不安が少しありました。俗に言う普通の生き方ではなくなることに対する将来への不安です。(普通の生き方なんて定義できないと今となっては思います。)
「新卒を無駄にするのはやめておいた方が良い」と実際に言われることもありました。
私はこの考え方が間違っているとも思いません。
人によって重視するものは違い、新卒でないと就職において不利になることが実状だからです。
それでも私が新卒を捨てたのは、
- どうしても自分が本当にやりたいことをやりたかった
- 心残りがあるまま就活をしていて志向が不透明だった
これが主な理由です。
そこから就活をきっぱり辞めて、留学に行く準備を進めるようになりました。
次の投稿でカナダでの生活についてお話しします。